対戦型ビジュアルゲームブック クイーンズブレイド

・注意書き

 ここに登場するキャラクターを紹介する際、「強い」「弱い」という表現をすることが多々あるかと思いますが、システム上、弱いキャラクターが強いキャラクターに勝てないだとか著しくハンデを負っているという意味ではありません。

 また、この表現はあくまで筆者の雑感です。対戦相手、対戦キャラクターによって、戦いはまったく予想できないものになるでしょうし、自分の戦い方を変えることでも結果に大きな影響を与えることでしょう。

 しかし「強い」「弱い」と感じることにも理由があります。今まで対戦してきたイメージでは、両者正面からの殴り合いや、互いが自分と相手のキャラクターの特性を掴む前などでは、「強い」キャラクターに文字通りの強さを感じることが多々あります。

 つまり弱いキャラクターで強いキャラクターに勝つには互いの特性を掴み、ある程度の戦術を組み立てることが必要になります。逆に言えば、それができればキャラクター間の「強い」「弱い」はなくなりますし、自分のキャラクターの強みを活かして、あるいは相手キャラクターの弱みを突く戦い方ができれば、戦力差のようなものはなくなります。ただ、キャラクター間の相性のようなものはあると思いますが。

 互いがそういう戦い方ができれば、後は読みあい、駆け引きになると思いますので、後は通常の対戦型ゲームと同様、勝敗はプレイヤー次第です。

 もうひとつ、このシリーズはキャラクターの数が多く、筆者は全てのキャラクターを数多く、それも滞りなくプレイしているわけではありません。というよりも、第一弾のキャラクター同士の対戦だけでも、同キャラ対決を含めば361通りもあるので、それをさらに明確なデータ、傾向がとれるまで数をこなすというのは難しい話です(それだけ多様な対戦をすることができる、希有なゲームではありますが)。また、対戦を重ねて印象の変わったキャラクターについては、更新履歴に載せることなく、レビューの内容を更新していく予定です。

 あともうひとつ、中古で買う場合には必ずキャラクターシートがちゃんと付属されてるか確認した方がいいです。一度それで失敗しました(涙)。

「逢魔の女王 アルドラ」

 クイーンズブレイド・ファーストシーズンのトリを飾るのは、大会二連覇、悪鬼デルモアを使役するハーフデーモンの女王、アルドラです。元データは「Medusa」。
 
行方不明の妹を探す為に女王となったアルドラは、ただそれだけの為に女王となれるだけの力を持った、強力な美闘士です。しかし悪鬼を使役し続けることによる精神の浸食は少なくなく、やや狂気の兆候も出始めています。
 絵的にはロリーダボディ、でも出るとこ出てますみたいな。技はデルモアとの絡み、股間にそびえ立つ肉裂秘剣、
その他諸々エッチです。

・バトルレビュー
 攻撃力は遠近共に高め、体力15とナナエルに次ぐ二番目のタフさにも関わらず、防御力も高めです。特にボディに至っては直撃でも3点のダメージしか入りません。一見スピード&パワー型に見えますが、軽装であるにも関わらず受けるダメージが少ないデータは、ハッキリ言ってトータルに強い、まさに女王のデータですね。しかしながら防御力の弱いキャラのように、体勢を崩した時にもダメージを受けてしまうことと、背後を取られた時に一気に5点ものダメージを負ってしまう弱点も持っています。まあ背後を取れるような行動を取る時は、取った側の行動に結構なマイナス修正があることが多く、これ自体は大したことありませんが、この状態からアルドラの行動はかなり制限されるのに加えて、その後の行動で得点すればプラス5点と、相手にとっては相当有利な状況を作れます。
 色々トータルで高い能力持ってますが、あえて言えば攻撃が結構大振り。回避中心の戦い方をされると、横振りに対して横回避、みたいな外れの行動をしてくれないかぎり、なかなか攻撃が当たりません。がつんと同じような攻撃方法で打ち合う時も強い印象ありますが、速い攻撃が相手だとどうも、みたいな。
 相手にする場合、勝てる時は有利な体勢を維持して一方的に勝てるかなと。でもどかんと威力ある攻撃たくさん持ってるんで、気は抜けないキャラです。実際かなり強い、しかしどんなキャラでも押していける明確な穴がある、みたいな感じです。

「戦闘教官 アレイン」

 千年以上を生きる、森エルフの戦士長。初の正統派(?)森エルフ登場。元データも「Wood Elf」と、イメージ通り。
 森エルフ評議会の決定として、愛弟子のノワにクイーンズブレイドへの参戦を命じたアレインは、それがノワへの厄介払い、あるいは死の宣告だということを知っていたため、良心の呵責をおぼえ、ひっそりと森を旅立ちます。そして愛するノワを守るため、クイーンズブレイドへの参戦を決めます。第三十回クイーンズブレイド、ここにエキドナ、カトレア、クローデットに続く、
大陸四強最後にして最古参の戦士、アレインが参戦することとなります。一見無愛想ですが、いわゆるツンデレ。相手の行動にいちいち点数をつけるのも素敵です(笑)。
 パッと見、露出は少なそうですが、中身はそうでもありません。そして
パンツが葉っぱです。動きはアクロバティックかつダイナミック。

・バトルレビュー
 遠近両方の攻撃力は高め、防御しながらの攻撃、フェイント、ボーラ投げに三つの必殺技と、手数とバリエーションも多いです。防御力は弱めながらも、ボディに受けるダメージだけが少なめ(4点)です。全体的には
スピード&パワー型。これで防御力まで高かったら手がつけられないので、まあ良しとしましょう。ちなみに使用回数ナンバーワン。これ書いてる時点で使用キャラとしては圧倒的な勝率。
 手数は多いものの、あまり搦め手の類はなく、ある意味正統派です。ボーラ投げ、三つの必殺技は相手の行動を読まないとさっぱり当たりませんが、決まればかなりの威力、そこからコンボも発生しやすいです。読みがあれば最初から必殺技でもいけますが、最初は基本的な攻撃や回避、有利なポジションを確保し相手の行動を制限できたら必殺技でたたみかけるといった流れが良いかと思います。
 防御力は弱いものの体力は12と高めで一撃で沈む心配はそうそうなく、一発もらうくらいは覚悟の上で強気に攻めたてると良いかと思います。無論攻め一辺倒ではなく、回避を織り交ぜて常に有利なポジションを確保していきましょう。

「鋼鉄姫 ユーミル」

 一見子供に見えますが、ドワーフの美闘士で結構な年齢です(笑)。元データは「ドワーフの闘士」。「ドワーフ族は毛を愛する。男は髭を、女は髪を」ということで、縦ロールがまぶしいです。
 鋼鉄山製鉄所所長五代目のユーミルは、最近受注が減っていることを懸念。
鋼鉄山製武器のアピールの為、水晶球全国中継されるクイーンズブレイドに参戦。まあこんな理由での参戦ですから、大抵の物語では一回戦敗退です(笑)。ばあさん言葉でしゃべるロリキャラということで、結構キャッチーなキャラだと思います。その辺も手伝って大体ボケか、からかわれキャラとして定着してますが、これが後の"鋼鉄参謀"になるわけで、ルックスと喋り方、小さいのにでかい武器、立ち位置と実際の才能と、この辺のギャップを楽しめる、愛すべきキャラですね。
 パンチラ全開はもちろん、
やたらとパンツが脱げかかります。縦ロール、スカート、武器と、大きく動く要素が多いデザインなので、絵的にもいい一冊です。
 このユーミルは必殺技らしい必殺技は持ってないのですが、全ての攻撃がパワフル。特に遠距離からの攻撃に信頼が持て、敵を寄せ付けない戦い方ができます。近づかれても破壊力のある攻撃ができ、防御力もまずまず、体力も14と高く、これが特別すごい、みたいのはないものの、地味に強いキャラ筆頭です。武器が壊された場合に、設定上その場で負けを認める特別ルールがありますが、勝ちは少し遠のくものの、物語に慣れ親しんできた者としては、ぜひともそれを受け入れたいところです(笑)。
 そんなに使った印象がないにも関わらず、ついこの間まで使用頻度ナンバーワン、加えて勝ち越してることに自分でも驚きました。割合防御中心であったり、近距離での打ち合いを避けたいと思う僕の戦い方からすると全体的にやりやすいと感じる性能で、これはすごい、これが決まれば勝利できる、みたいのがなくても、弱点らしいものもあんまりない、戦術が戦法に振り回されないタイプのキャラであるところもポイント高いです。パワー型だけど、バランスも良い、という印象ですね。

「雷雲の将 クローデット」

 QBオリジナルデータ。雷を操る大剣"サンダークラップ"を携え、クイーンズブレイドに参戦!
 これまで紹介したレイナ(次女)、エリナ(三女)に続く、ヴァンス家三姉妹の長女にして国境を守る最強の将軍。父である伯爵の為に誠心誠意尽くすも、しかし妾腹のため継承権は三位と、いわゆるかわいそう属性(笑)。その武勇は高く知れ渡る、大陸四強の一人。
 正統派ビキニアーマーに加え、構図(とポーズ)が大胆。劣情をもたらすエロというよりは、エロかっこいいという感じで、結構好みです。
 総じて攻撃は、遠近共にかなり強いです。なんといっても基本修正値+6という最大の必殺技、"迅雷一撃"を持っています。他の攻撃もプラス修正が多い上に、剣による防御は基本だけでも+2、金属製の武器を持つ相手にさらなるダメージ(+2)を与え、なんとかそれらを避けても、蹴り、頭突きがとんでくるという、かなり手がつけられない強さです。頭に受ける基本ダメージもわずかに4、ボディでも5と防御力も強いのですが、あえて言えば手足でも4点受けてしまう(大抵のキャラは2、3点)のが弱点といえば弱点でしょうか。でもあんまり弱点っぼくない(笑)。
 本開いた時から強そうだなーと思って使いましたが、使ってみたところ、いやこれ、むちゃくちゃ強いです(笑)。戦うとしたらナナエル同様、もう負けながら特性というか弱点を探していくしかないでしょうね。これまでに書いた通り、互いの特性をよく掴んで読みあいの展開にできれば個々の強さってそんなにないと思いますが、クローデットに関しては五分の戦いができるまでにある程度の負けは覚悟した方がいいかもですね。変に負けず嫌いの人は戦うの敬遠したがるかもですが、僕としては戦ってみたいキャラの上位にランクします。いや、何か強いキャラと戦えると思うと、それだけで燃えませんか?(笑)

「千変の刺客 メローナ」

 次々と姿形を変えて戦う沼地の怪物、メローナ。QBオリジナルデータのシェイプシフターです。
 
沼地の魔女の側近であるメローナは、諜報、暗殺、いたずらが大得意。今回は魔女の密命を受けてクイーンズブレイドに参戦。果たしてその狙いとは? と、この狙いの部分、物語によって結構違うんですよね。ともあれ、アイリと並んで沼地の魔女の忠実なる(?)下僕で、クイーンズブレイドでは貴重な悪役の一人です。このメローナとアイリが出てない作品ってないんじゃないですかね。アニメではメナスも魔女の一味として出てきますが、悪役の少ない作品なもので、貴重なキャラと言えますね。
 まー表紙見てもわかる通り、
髪の毛がおっぱい鷲掴みのブラになってますからね、中身も推して知るべしです。ただ、千変の刺客ですから、レイナ、リスティ、ノワ、ユーミルと、次々と姿を変えて戦います。その他チャイナドレスやバニーガール、レースクイーンと時空を超えて(?)あらゆるものをモチーフに変身しますので、もう何でもありって感じです。
 遠近共に+修正の攻撃が多く、攻撃力は高いです。体力を消費しての飛び道具攻撃も可。しかし防御は心もとないところ持ってきて、体力はここまで最低の7点。これは遠距離に修正の付く攻撃を持っているキャラクターなら、一撃で倒せる弱さです。しかしながらこのメローナ、敵の攻撃をかわす度に1、2点、「身体を大きくする」で4点の体力を、初期値を超えて増やし続けることができます。
とにかくいくらでも体力が増え続けるので、早く仕留めないことには大変なことになりそうです。
 最強か最弱か。それは戦ってみなければわからない。そんな曲者キャラですね。

「帝都の聖女 メルファ」

 QBオリジナルのプリースト。回復&補助魔法的なもので戦えます。
 
原理主義派の上級司祭メルファは、その教えを広めるため、クイーンズブレイドへの参戦を命じられます。おっとりのんびりなメルファが、原理主義=聖なるポーズで神聖力を顕現させるということで、恥じらいを感じながら戦うその姿に、エッチなファンが急増中? 物語ではナナエルの世話役としても甲斐甲斐しい姿を見せてくれます。
 全身ぴったりのタイツ姿で、聖なるポーズを見せてくれます。ぽよんとした体型が、愉悦極楽な格好であんなことやこんなことを。
 基本的には神聖魔法を軸に戦術を組み立てることになるのでしょうが、ニクスの魔法のように相手に大ダメージを与えたりはできず、相手の動きを制限したり、体力を回復しながら戦います。この回復魔法は2点しか回復しないものの、他に自分の最大体力点を2点増やす魔法(累積可)、相手の最大体力点を2点減らす魔法(累積可)と、
長期戦になればなるほど有利な状況を作れます。神聖魔法自体はこんな感じで思ったよりパンチが効いてない印象ですが、実は通常の戦闘も結構こなせます。突撃やダウンスイングに+4と、他の攻撃にもプラス修正、盾を使っての防御しながらの攻撃等、魔法だけ気をつけていれば、というわけにもいかない、曲者と言えそうです。
 未使用、一度だけ対戦(負けました)。地味に強いキャラかも、と思っています。

「炎の使い手 ニクス」

 なんとも悲しい生い立ちを持つ哀れな少女が、ある日突然古代の秘宝を手にして・・・。QBオリジナルデータの爆炎魔術師。
 ヴァンス家で働く最下層労働者のニクスは、エリナの気まぐれで真夜中に山奥の泉の水汲みを命じられ、そこで導かれるように古代の秘宝"フニクラ"を手にします。
フニクラによって炎の魔力を手に入れたニクスは、虐げられてきた過去もあって、正義の味方を名乗り放浪の旅に出ますが・・・。手にしたフニクラに虐められ、炎の魔術はいつも暴走と、さらなる悲劇の道へまっしぐらな様子は、各作品でも描かれています。原作者いわく"大いなる力に振り回されてはいけない"というのがQB全体のテーマとしてあるそうですが、アルドラとは違った意味で、このニクスもまた大いなる力に振り回される存在ですね。
 フニクラ様がですね、
触手なんですよ。で、ニクスをいぢめるわけです。あとニクス自身がやたらとナイスバディ。
 体力10点とやや低めなのに加え、魔法に失敗する度に3点のダメージをフニクラ様から与えられてしまいます。しかしながら「鎧貫通弾」は+3修正のとこもってきて相手が金属製の鎧を着ていればさらに+3修正、「火鳥封月」にいたっては基本+5に加えて相手が布製の鎧(衣服)をメインに着ていればさらに+3、計+8修正と、
一発で相手を仕留めかねない、迅雷一撃を超える超必殺技を持っています。この他の魔法も充分強力かつ杖を使った物理攻撃も決して弱くはないと、とにかく攻撃に特化したキャラです。
 まだ未使用未対戦ですが、体力の低さ、自爆のダメージ、相手に与える大ダメージを考えると、かなりの短期決戦が見込まれるキャラとなりそうです。相当な強敵でも速攻で倒せる破壊力がある一方、弱いとされるキャラにもあっさりと倒される危うさもあり、実は個人的に結構好きなタイプですね(笑)。

「武器屋 カトレア」

 戦うママン、カトレア登場。強すぎるはずがゆえに、子供連れのハンディキャップを!?(笑) 元データは「Highland Warrior」ですって。
 かつては冒険者として、竜殺しオーウェンと錬金術士シアンと共に旅をした"巨人殺し"カトレア。その後オーウェンと結婚。今は引退して武器屋を開業していますが、
そんな過去を持ってるものですから、当然大陸四強の一人。行方不明の夫の手がかりを探すため、クイーンズブレイドに参戦。その他諸々様々な物語、設定がありますが、割愛。何気にほとんどのキャラとつながりがあったり伏線に絡んでいたりの、重要なキャラクターの一人。
 思わず裸エプロンという大胆な衣装を忘れてしまうくらいの、
巨大乳が特徴というか、インパクト大ですね。愛息ラナとの絡み(?)も多数あり、色んな意味で一線を越えた一冊となっております(笑)。
 まー裸エプロンですから防御力はやや弱めながらも(それでもやや弱め程度)、高い体力(12)、遠近両方で戦える上に、破壊力重視の大剣"巨人殺し"、搦め手で戦う万能ジャベリンと、
相手や自分の戦い方の好みに応じて、武器を持ち替えられます
 まだ未使用未対戦なんで体験したわけではありませんが、戦術を間違えなければかなり強い部類に入るキャラクターとなりそうですね。ただ、とれる戦術が多い分、間違った運用をすれば弱いタイプのキャラになるかもという可能性もあり、センスが問われそうです。ただ、特別ルールは武器の持ち替えに関するものと(指定された時のみ変更可能)、メナスのシャウト、アイリの低級霊召喚を無効にする「母は強し」くらいなので、初心者でも充分扱えると思います。

「光明の天使 ナナエル」

 各作品ではおバカな天使として描かれているナナエルですが、この原本では恐るべき使い手です。元データは「Winged Gargoyle」。
 落ちこぼれ天使のナナエルは、
試練としてクイーンズブレイドへの参戦を、天使長に命じられます。が、本人はこれを機に地上の女王となり、男ばかりのハーレムを作ろうと目論み・・・(笑)。わがままで傲慢ですが、どこか憎めないキャラですね。
 飛んでる絵が多いと言うのもありますが、見えてないページを探すのが難しいくらい、パンチラ全開です! さらにダメージを受ける度に腰に下げた
聖乳がぶっかけられるという、クイーンズブレイドの中でも屈指のエッチ度です。
 そんなナナエルですが、
強さは結構半端ないです。僕はこのナナエルに勝てるかどうかで、そのキャラがかなり強いかどうかの基準を立ててます。体力は現行出ているキャラの中では最高の16、飛行中の身長は6扱い、そこから繰り出される強力な攻撃の数々と、さらに互いが攻撃を選択した場合に、大抵は打ち勝ってしまう命中率&打撃力と、かなり手がつけられません。ただ漠然と戦っていては簡単に負けてしまう為、このナナエルと戦う場合は、明確にナナエル対策をとる必要が出てくるでしょう。
 体力の高いキャラは同時に防御力も弱い場合が多く、実際はそれほど高くも感じないのですが、このナナエルは軽装なのに受けるダメージも少なく、長期戦にも耐えられます。あえて言えば遠距離に強力な技をあまり持っていないので、遠距離が強いキャラを使っている場合は、なるべく距離をとって戦いたいですね。過去に勝った時は、いずれも遠距離で押しまくって勝ちました。少なくとも、近づかれる前にある程度のダメージは与えたいところ。後は、地上に降りている間になるべく仕留められるよう、難しいですが、上手く戦いたいものです。
 自キャラとしては未使用ですが、対戦回数は多く、僕の負けの半分近くはこのナナエルにもらったものです。僕の戦い方との相性もあると思いますが、かなりの苦手キャラですね。

「高貴なる戦士 レイナ 3D」

「流浪の戦士レイナ」のレイナの別バージョン。元データは「Woman in Scale」。
 
リスティとの出会いにより、約束された将来を捨てたレイナ。はたしてレイナは強豪ひしめくこの世界を、己の剣技によって生き抜くことができるのか。最初に出たレイナが物語後半のものだとすれば、こちらのレイナは序盤、前半のものと捉えることもできそうですね。
 3Dで描かれているんですけど、ぴかぴかの鎧とかしっとりとした肌の質感は、ぶっちゃけ絵の参考にしてます。あと別にくいこみ激しいわけでもないのに、パンツの皺とかその辺が妙にリアル(笑)。
「流浪の戦士レイナ」に比べて体力低め(10)、手足のダメージも大きめですが、ボディに受けるダメージは低めと、一応差異はありますが、基本的なデータはほぼ同じです。まだ未使用なのですが、
攻撃のスキが小さいようです。あ、それって、こっちのレイナの方がひょっとしたらバランスいいかもとか思ってます。
 特殊ルールの類はなく、それでいて一通りの行動はできるので、前記のレイナ同様、ゲーム初心者にはおすすめです。

「冥土へ誘うもの アイリ」

 出ました。多分人気抜群の冥土メイド、アイリです。元データが「ゆうれい男」と聞くと、微妙にゲンナリしますが(笑)。
 
沼地の魔女によって冥界より召喚された死霊、それがアイリです。魔女の尖兵としてあらゆる作品で悪事を働きますが、その健気な献身っぷりは、憎めない悪役といったところでしょうか。単純にかわいいですしね。
 ひらひらスカートは攻防時どちらも激しくひるがえり、
パンチラ全開です(笑)。そりゃ胸元も破れたり透明になる時は着ている服から順に、みたいのもありますが、全体的には健全にエッチな感じで、これがまたいいんですよね(笑)。
 体力8とかなりの低さ、鎌は見た目ほどリーチがなく遠距離は不得意、近距離の手数も恐ろしく少なかったりと、パッと見、良いところは何もない、典型的な弱いキャラのはずですが、僕が使っているキャラの中では圧倒的に勝率が高いです。初めてレベルアップできたのもこのアイリでして。こういうのあるから、このゲームはやってみるまでわからないというか。
 あえて言えば接触による、初期値を超えてもいい体力吸収や、「透明になる」で体力初期値まで回復できるという特殊能力がありますが、思ったよりアテにできないですし、それよりもたまに体力が一点ずつ減っていくペナルティを重く感じます。実は真の利点というか、強みは、
受ける基本ダメージが極端に少ないということなのではないでしょうか。低い体力であるにも関わらず、相手の攻撃に高い修正が付いていなければ、三回くらいの打撃は持ちこたえます。これが地味に効くというか、体力8という数字に惑わされると、意外にタフなキャラであることに、相手は戸惑うのではないでしょうか。
 軽装であることを活かして、敵の攻撃を読み、かわして、あるいは同じ高さの攻撃で打ち勝つ、あるいは相打ち狙い、そんな戦い方ができれば、不思議と強いキャラなのではないでしょうか。実は重装備のキャラ並みに打たれ強いことを意識して(笑)、積極的に攻めていくのもアリです。
 そうは言っても使う人や戦う相手次第というのがこのゲームの本質ではあると思いますが、少なくとも初期クイーンズブレイドのキャラの中では、一番自分に合ってるキャラなのではないかと感じております。

「近衛隊長 エリナ」

「Tiger Lady」が元のデータで、レイナの妹にしてヴァンス家の近衛隊長。
 
出奔したレイナを執拗に追い回すエリナは、レイナが出るというクイーンズブレイドに自らも参戦。レイナへの愛情は熱烈かつある一線を超えていて、クイーンズブレイドには珍しい、ヤンデレ系のキャラですね。
 思ったより、というよりか、自分の目が変に肥えてきたからかもしれませんが、クイーンズブレイドのシリーズとしては、あまりエッチじゃないですよ。お尻を突き上げて武器を拾う姿、足を開いての蹴り等々は、初めてこのシリーズを手に取る方には十分刺激的かもしれませんが。
肩や胸のすべっと感は素敵ですけど。全体的にアクロバティックな絵が多いです。
 遠近両方の攻撃力の高さ、ひっかき、ワイヤー、ささやき(呪言)といった特殊攻撃の手数の多さ、さらに軽装備のキャラ特有のスピード、、まーいい部分がたくさんある分、当たり前のように防御力は弱いです。体力12と高いにも関わらず、大体2発もらうと沈みます。ただ、腸詰めを食べて体力回復と、とにかく搦め手には事欠きません
 手数の多さで攻め上げるも良し、かわしてスキをつき、あるいはワイヤー縛りで敵の動きを封じ、じわじわと攻めるも良し、と。とにかく「当たらなければどうということはない」精神で、変幻自在に戦ってほしいですね。余談ですが、使用回数はそんなに多くないにも関わらず、僕=エリナ的な印象もあるみたいで、んー、確かにフェイバリット・キャラの一人ではあります。

「古代の王女 メナス」

 沼地の魔女によって復活させられた、古代王国アマラの王女。「Royal Mummy」が元データ。一応アンデッド扱い。
 
アマラ王国復興を夢見てクイーンズブレイドに参戦する彼女は、恐るべき殺人格闘術の使い手でもあります。語尾伸ばしのおっとり口調で、妙な渋みをリビング・ウェポン、セトラとの掛け合いも良。アニメでは沼地の魔女の一味としても活躍。
 なんか最近クイーンズブレイドのキャラ見慣れたせいで気にしてなかったですが、よくよく見たら、
ほとんど裸ですよね。そういえば最初に買ったのはこの本で、このレベルでよく成人指定されなかったなと、当時は思ったものです(笑)。
 遠距離に特殊攻撃「シャウト」を持っているものの、完全に
近距離パワー型。ただし防御力はなく、一発もらわないよう警戒したいです。僕の戦績は1勝1敗ですが、なぜか弱い印象が。多分、僕みたいに基本防御で攻めるよりも、近づいたらバンバン攻撃を仕掛ける方が良さそうですね。効果累積の「呪い」系の格闘攻撃、セトラで攻撃する際のダメージの大きさを考えたら、あまり色々考えない方がいいかもです。
 ここまでのシリーズではパワー型=重装備でしたが、このメナスはパワー+スピードタイプで、ちょっとクセがある分、使いこなせば強力になってくれる可能性は高そうです。

「歴戦の傭兵 エキドナ」

 クイーンズブレイドの中ではフィクサーだったり引っ掻き回し役だったりのワイルド・エルフです。ロストワールドでの元データは「Barbalian Beauty」とのことで。
 
500年の無敗神話を持つ、大陸四強の一人。かつては牙の暗殺団を率い、クイーンズブレイドに参加しては途中棄権を繰り返す、一癖も二癖もあるキャラクターです。イルマの師であり、レイナにドラゴンテイルを伝授する重要なキャラの一人ですね。
 
下半身にパンツの代わりに蛇を巻き付けてます。やられてる姿はことごとくエッチですし、攻撃してる姿もセクシー。
 無敗神話の名に恥じぬ、
隙のないデータ。頭に直撃を受けた時のダメージがやけに大きいことが、あえて言えば弱点でしょうか。遠近両方の戦いに対応でき、手数もやたらと多いです。
 ただこのエキドナ、現在の自分の装備を常にメモしつつ、できることとできないことを把握しなくてはならないので、ルールが結構複雑になってくるというか、この辺の事情もあって、僕はまだ未使用です。基本的に特別ルールが多いキャラというのは初心者にはおすすめできないのですが、このキャラについてはかなりそれが特に多いです。いつかこういったキャラを使いこなしてみたいものですが、まだまだ振り回されることになりそうです。

「武者巫女 トモエ」

 レイナに続く第二の主人公とも言えるキャラクター。元データは「サムライ」ということらしいです。今のところ、自分が最も戦ってきたキャラクター。
 遥か当方の国、
ヒノモトの武者巫女であるトモエは、女王アルドラの侵攻から国を守るため、クイーンズブレイドに参戦する命を受けると。真面目が過ぎてやや天然と、ルックスもそうですが、クイーンズブレイドのキャラは結構クセがあるキャラが多い中で、何気にまともというか、わかりやすいキャラクター性も人気の秘密かと思います。巫女+戦闘系ってのもツボだと思いますし。
 パッと見露出の少なそうなキャラですが、
動く度に服ははだけるわ袴は切られるわで、やっぱりそこはクイーンズブレイドですよ(笑)。期待は裏切りません!

・バトルレビュー
 体力12とやや高め、防御力もまあ普通、刀のリーチなのか、遠距離もまずまず、近距離ではパワー溢れる攻撃ができます。が、いかんせん大振りというか、攻撃をかわされた後に不利な体勢が続いたり、手数自体も少ない為、読まれる心配もあれば相手を読む心配もあると。さらに足を狙った下段攻撃ができず(青・下段は胴体をねらったもの)、素早い攻撃で相手を牽制する事もできません。
 が、トモエの最大の特徴は、足を狙った攻撃が胴体に、胴の命中が頭に直撃するという、
命中部位補正があるということです。これは修正値の高い他のキャラの必殺技系よりも、よほど大ダメージが期待でき、トモエの技は全てが必殺技といっても過言ではないでしょう。
 手数が少ない、結果読まれやすく命中率は低い、しかし当たればでかいと、
純正パワー型と言えそうですね。相手にする時はかなり多く狩ってきましたし、使ってみれば勝率良いと、僕にとっては両方の意味で相性がいいみたいです(笑)。いずれにせよ、読んで戦う美闘士ですね。

「森の番人 ノワ」

 元データは「Woman with Quarterstaff」ということです。俊敏さと手数の多さで戦います。
 
ハーフエルフのノワは、人間社会から迫害を受けて育つのですが、森エルフの"戦士長"アレインに拾われ、戦士としての修行を始めるんですねー。健気で純真で、まーレイナとは違った意味で、主人公タイプですね。いわば泣ける話の。ちなみに僕がクイーンズブレイドの最初のシリーズで一番好きなのもこのノワです。
 えーと、彼女、
はいてないんですよ。ミニスカートなのに。まークイーンズブレイドは成人向け作品ではないので、見えてはいないんですが、はいてないんです。ええ。
 打たれ弱いとこ持ってきて体力も10点と少なめで、使いこなせない内は弱いキャラだと思いますが、遠距離でも+の修正がつく攻撃、
近距離でもまずまずの攻撃力とかなりの選択肢の多さは、大きな利点です。一部の攻撃回数も2回のものがあり、多人数対戦にも強みを発揮できます。こういった俊敏さや器用さのあるタイプのキャラは、攻撃かわされても体勢崩すこと少ないですし、相手の行動を読んで戦えるようになってくると、かなり使い心地は良さそうです。
 以前に自分が使った時はあっさり負けちゃいましたが、今見てみると、これは結構ポテンシャル高いなーと思いました。レイナがバランスの取れたキャラだとすれば、ノワはバランスを取りながら戦うタイプのキャラかなと。実際のゲーム上の経験値は別として、何か目に見えない経験値みたいのが溜まってくキャラとも言えそうです。

「牙の暗殺者 イルマ」

 元のデータは「短剣剣士」。地味なのではなく、通好みのキャラってことで(笑)。
 表向きは一介の清掃人、
裏では女王直属の暗殺者、さらに裏ではその女王の命を狙っているという、これもまた通好みな(笑)。今まで描かれてきた物語でも、話のスパイスというか、そういう感じの描かれ方が多いですよね。一応主役の小説もありますが、ここでもどちらかというと視点がイルマだけど、主役はエリナって感じですし。
 ビジュアル的には、
おなかと下乳ですよ! 鍛え上げられたスレンダーな肉体、でも出るとこは出てますみたいな。
 体力12点とかなり高い方ですが、受けるダメージも大きいんで、打たれ弱い印象。ただ二刀流なので、剣を落とされてもダガーで戦えたり、変幻自在のフェイント、そして相手と同じ高さの攻撃なら防御しながらの反撃が同時にできたりと、
クセのある戦いができそうです。特殊ルールも「ダガーを投げたら拾うまで再度投げることは出来ない」程度のものなので、「クイーンズブレイドには慣れてないが、この手の対戦ゲームは慣れてる」みたいな人にはいい感じのキャラクターだと思います。

「荒野の義賊 リスティ」

 レイナと共に発売されたキャラクター。元のデータは「ジャイアントゴブリン」だけあって、近接パワー型。
 物語の方ではレイナ出奔のきっかけを与えた、
レイナの親友にして最高のライバルといった位置づけ。各作品でもその辺りはよく描かれています。きっぷのいい姉御肌で、まー大体見たまんまの(笑)。
 ポーズや構図はそんなにエッチじゃないものの、肌感とかがすごく美しい塗りで、
綺麗さとカッコよさがワイルドな風貌にぴたりと収まっている様は、絵師のレベルの高さを十二分に感じさせます。QBやってみたいけど初めからあんまりエッチなのは・・・と思っている人がいたらまずはここから入ってみるのも。
 まだ未使用未対戦ですが、攻撃の修正値は高め、腕やボディの防御力は高いものの、頭と下半身の防御は弱く、
長所と短所が入り交じったデータ。当然弱点があればそこを狙いたくなるものの、使うプレイヤーはそこを頭に入れてるはずで、この辺りはもう完全に駆け引きになりそうですね。特殊ルールもなく、使いやすいと思われます。

「流浪の戦士 レイナ」

 記念すべき第一弾、一人目のキャラクター。「ロストワールド」の戦士のデータ。クセがなく、それだけにやや強い印象。
 元は貴族の令嬢ながら出奔。以後流浪の旅を重ねながら剣士としての腕を磨き、クイーンズブレイドを制するまでの戦いは、あらゆる作品で描かれています。
いわゆる主人公タイプ。
 むちむちボディがダイナミックに戦う様は、初めて見た時には衝撃だったと思われるが、後のキャラにとんでもないの(色んな意味で)がたくさん出てるので、今見るとややおとなしめの印象ながら、やはりこぼれ落ちんばかりに大暴れするおっぱいは必見。
 いわゆる基本のキャラクターなので、データに滞りもなく、特殊ルールの類もなし。逆に言えば特性に振り回されることもなくイメージ通りに動いてくれるキャラクターなので、初心者には扱いやすく、上級者には味のある戦い方のできる、
万能型のキャラクターになりそうです。
 ちなみに自分が使った時は、苦戦しながらも勝利するという、まーアニメや漫画のような戦い方が出来ました。そういったストーリーでも主人公、ないしはそれに準ずる立場にいることの多いキャラクターで、やはりこのレイナが「クイーンズブレイド」の中心であることは間違いないでしょう。

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